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多焦点合成を使用したジュエリーの写真について

多焦点合成した画像の例

多焦点合成とは?

多焦点合成とは、焦点位置を少しづつずらしながら撮影した写真から、焦点の合っている部分をつなげて1枚の写真に合成する技術のことです。

真珠のネックレスのような全ての珠をはっきり見せたい写真が欲しい場合、「ティルト」という手法で焦点を斜めにし、絞りの値を大きくすることで焦点の合った範囲を広げることが可能です。しかし、ティルト付レンズは高価で、且つ種類が少ないことがデメリットです。

使い慣れたレンズで焦点位置を変え撮影するだけでシャープな画像ができるのは大きな魅力です。

一方で「絞り」を使えばよい、っという声が聞こえてきそうですが、簡単にそうは言えません。デジタルカメラの場合、絞りを大きくすれば回折ボケという現象が発生し、逆に画像が滲みます。絞りの限界値はイメージセンサーの画素のピッチ幅で決まります。

イメージセンササイズ理論的な限界の絞り値
フルサイズ(36x24mm) 画素ピッチ4.9μmF値 14
APS-C(23.4×16.7mm) 画素ピッチ4.0μmF値 11

お客様から大きく撮ってほしいと小さなダイヤモンドを渡された経験があり、どうすれば綺麗にはっきり撮影できるか様々な角度から調べました。現在は、小さいものを大きくはっきり見せるには多焦点合成することがもっとも現実的であると思っております。

2026年においては、焦点合成をしたジュエリー写真の最大のメリットは、AIの生成において有用になりえることです。詳細は、ここを選ぶ理由・メリットを参照してください。

しかし、多焦点合成にも弱点はあります。それについては次の章で解説したいと思います。

多焦点合成を使った例、用途

ジュエリーの撮影において多焦点合成のメリットを得られるのは、小さいものを大きく撮影するような場合です。近づいて接写すればするほど大きく撮れますが、焦点深度が狭くなります。 例えば、0.5カラット以下のダイヤモンドルースをA4サイズの紙いっぱいに大きく印刷したり、指輪を2,000px以上の大きさで撮影したりする場合です。

具体的な例として、上図の指輪の写真をご覧ください。指輪の横幅のピクセル数は約1600pxです。 ①のように手前の石に焦点を合わせると奥のリングがボケているのがわかります。指輪全体をはっきり見せたい場合は①~⑥のように焦点を手前から奥にずらして撮影し、合成することで⑦のような画像が得られます。

しかし、合成にも弱点があります。それは重なっている場合です。具体的に見ていきましょう。

多焦点合成のデメリット画像

指輪を横に置いて撮影した例です。1300pxくらいの大きさで撮影したため手前に焦点を合わせると奥がボケています。数枚撮影し、最後に奥側のプラチナ部分に焦点を合わせています。しかし、ご覧の通り手前のダイヤモンドがボケてプラチナ部分がはっきり見えません。そのため多焦点合成しても常にボケている部分はボケた状態で残ってしまいます。

多焦点合成は万能ではありません。できるだけ重ならないように構成・配置したり、場合によっては合成後レタッチで修正したり、作業が必要になることは覚えておいてください。

多焦点合成を実現するソフトウェア

4つ紹介したいと思います。 それぞれに得手、不得手があります。まずは無料から始めて使ってみるのがよいと思います。フォトショップをお持ちの方は、フォトショップの合成機能を試してみるのがよいと思います。

上記のソフトウェアやリンクサイトとは一切営利関係はございません。

ブラックオパールのダイヤモンドリング画像 多焦点合成を使用した写真サンプルページへ移動(画像クリック)
多焦点合成した画像の360VIEWコンテンツ。手前から奥まで見えて、くるくる回る。

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